ミライース試乗P2・ドライビングフィールや快適性

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(2013年記事 ダイハツ ミライース
著:桃花&元自動車整備士)

ダイハツ
  • グレード:“X メモリアルE”
  • 型式:L675S
  • 車両価格:100万円
  • デビュー年:平成21年8月〜

ミライース・試乗インプレ「2」

今回の自動車比較・試乗レポートはダイハツ「Mira-e:s(ミライース)」2013年式、グレードは「Xメモリアルエディション」。前ページからの続きになります。

当ページは2ページ目です。「ドライビングフィールや快適性」などを掲載しています。

※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家が口に出来ないような点を強調して記載しています。


  1. 分割page - ミライース試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. このpage - ミライース試乗「1-2」・他の軽自動車と変わらぬ走行性能
  3. 分割page - ミライース試乗「1-3」・燃費や総合ライバル比較
ミライース・コクピット1ミライース・コクピット2

試乗レポ:走行感覚について

リアサスペンション試乗して得られるフィーリング=走行感覚については、全体的には安かろう悪かろうではなかった。いや〜ちょっと安心しましたよ。試乗してよかったとホッ一安心。

具体的には当然いただけない点もあるが、とにかく近距離一番のダイハツ車においては優れている面もある。以下、好ましい点とそうでない点を箇条書きで。

  • ダイハツ車の中ではやや固めの足回り。フワフワでないのが現代風。想像以上にチープという事はない。柔らかいミラなどと好みで選べる。
  • 小さなボコボコは拾うし大きな段差ではガツンとくる。小さなボコボコに関しては標準で2.6キロという高いタイヤ空気圧が影響の可能性大。
  • 何もないような直線でも路面のうねりでクルマが揺すられる。助手席に乗っていると気になる。
  • ハンドル切ったフィーリングはまさしく軽自動車のそれ。昔からのあれ以上でもあれ以下でもない。タイヤが細いからしょうがないのか。
  • エンジン音は終始カラカラと騒音を出す。ただし他の軽自動車より幾分マイルドと評価。
  • 他の高級軽自動車と比較すれば、シートは最低レベル。快適でもなく支えてもくれない。
  • エンジン、CVT、ブレーキに関しては後述。

ブレーキは微妙、かもしれない

モデルチェンジごとに多くの部分が進化している現在の軽自動車。それに合わせて価格が上がってしまっているのは残念だが、燃費が向上しているのでまだ納得できるし、性能が上がったことによって軽自動車とコンパクトカーが比較されるようにもなった。

そんな中でブレーキの質感、フィーリングに関しては、ビックリするほど進化していない。いや、わざとこういった味付けにしているのかもしれない。だから、これで良いといえば良い

どんな感じかといえばペダルのストロークは長く、剛性感もなし。ブレーキ中のフィーリングも悪い。速度の調整もあまりしやすい方ではない。

フルブレーキと制動力について

今回、ミライースは「エコタイヤ+空気圧標準2.6キロ」という組み合わせのため、複数の路面や坂道でフルブレーキのテストを実行。皆様も不安を感じたら試乗車でテストしてみて下さい。

思いっきりブレーキを踏もうとすると、軽いブレーキペダルだから、ラクに思いっきり踏める。クルマが軽量なこともあり、初期の食いつきは充分合格!路面によっては踏んだ瞬間にタイヤのスキール音が出るので、ブレーキシステムはタイヤの性能に勝っているし、ペダルが奥に入って底付きしてしまうこともない。

総合的な制動力という面では若干の不安が残る。何と比較してといわれれば具体的な数値を計測したわけではないので微妙だが、ドライバーが話ながら笑いながらフルブレーキ程度の制動力しか発揮できない。
ペダル踏み込んですぐ、グッと制動力が立ち上がる。これは女性の力でも思いっきり踏めて全く問題なし。問題はそのあと、ABSが働いてから。4輪すべてでスリップアングルが大きくなるほどブレーキを効かすと、ABSが盛大に動作し、たいした制動力を発揮してくれない。コクッと止まりそうな場面で、ズルズルズルっと前に進んでしまう。停止直前でも「とまってぇ〜」といっている時間がある感覚だ。

気になるならタイヤを変えた方がいいし、また路面の状況によっては「速度が落ちたらその分ブレーキも弱める」といった昔ながらの踏み方も有効かもしれない。

アイドリングストップは現状、文句なし

アイドリングストップ燃費を改善する機能の一つして注目されているアイドリングストップ。5分も10分も動かないような渋滞では、ほんと手動でもエンジンを切りたくなる。夏場なんて水温も上がるし後付けメーターを付けていると気分的に良くないほど。

そんなアイドリングストップだが、実は極端な渋滞を除き実際の効果は不明。エンジン始動の際はけっこうな燃料を消費するとか、自動車用コンピューターの書き換えをする技術者も心配するほど。2012年まで、トヨタが積極採用していないのも不思議だ。

筆者が考えるに様々な我慢をしてほんの少しメリットがあるかどうか、というのがアイドリングストップの実際のところで、メーカーのメリットはカタログ燃費の向上なのかしれない。仮に5万円のオプションだったら元を取ることはまず無理だろう。バッテリーだって高価な専用品になる。

前置きが長くなりました。何が言いたいのかというと、「こんなもんだからOnOffスイッチぐらいちょうだいね」と。それから、「賢くストップしてね」と。これなら納得できる。
ミライースのアイドリングストップは”デビュー当時時点”では、いいね!と思える内容。

  • アイドリングストップのOnOffスイッチあり。
  • クルマが停止する直前に作動するので、停止時の変な挙動が気にならない。
  • 停止中、思わずハンドルに触れてしまっても、それによっての再始動はしなそう。また停止時、ハンドルを90度ほど切り込んでもパワステが生きていた。
  • 駐車場では無駄にアイドリングストップをしなかった。ちょっと動く度にエンジンが止まるクルマよりよほど快適。
  • セルモーターの音はうるさいし再始動の振動はあるが、許容できるスピードで再始動する。

参考:中間加速タイム

同乗者による手元のストップウォッチでミライースの中間加速力を計測してみました。

計測した条件と結果

計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み2分の1。風は体感上なし。タイヤ空気圧フロント、リヤともに2.6キロ。道路は直線。タイヤは新車時装着のブルーアース。

  • メーター読み時速10kmから60kmまでの加速タイム ・・・ 7.13秒
  • メーター読み時速30kmから80kmまでの加速タイム ・・・ 9.93秒
  • メーター読み時速50kmから100kmまでの加速タイム ・・・ ミライースは計測無し

現在のトコロ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータになります。 今回、時速50キロ超の計測は省きましたが、スピードは時速125キロ程度までは実用的に加速します。
この数値、軽自動車内で比較すれば遅い訳じゃない。普通に走る時は超燃費指向、強く加速したい時には可能な限りパワー重視と、2面性を持つのが今風。

車内スペース参考値

身長172センチの筆者がドライビングポジションを取った状態でリアシートをチェック。

  • 身長172センチの筆者 ・・・ ヒザ前 コブシ 1.5個 / 頭上 コブシ 1.5個
  • 身長182センチの男性 ・・・ ヒザ前 コブシ 1個 / 頭上 コブシ 0.2個
ミライース・コクピット3ミライース・コクピット4

実用に耐えうるレベルにあるか?

クルマ業界全体が、道具かおもちゃか、2極化していると思う。そんな中でミライースは「最高にローコストの道具」を目標にしたクルマなのは間違いない。

いくら移動の手段、いくら道具とはいえ、プライベートで使用するのなら最低限の品質は欲しい。欠点は許容できる範囲であって欲しい。
もちろん現代の軽自動車だから、雨風しのげるし、走行中にドアが取れてしまうこともない。いくら剛性が低いからといって人間の力でくしゃくしゃに折り曲げられるわけでもない。
そういう最低限のレベルを超えた上で、ただ安いだけでは人気はでないわけだ。

ミライースはアルトエコのような極端な燃費スペシャルでないのが素晴らしい。内外のデザインと質感はまさに道具に徹しているが、素のミラやミラココアを越える操縦性を持ちつつ、燃費の良さをアピール。タイヤにはヨコハマ・ブルーアース銘柄が刻印され、ハッチゲートはパカパカではなく静粛性に一役かっている。要所には快適性にもお金が掛けられている感がある。

ということでミライース、ファーストカーとしては所有満足度という点で多少不満はあるかもしれない。内装とか装備とか。でも走った感覚は他の軽自動車とそんなには違いない。現在の所、最もコストパフォーマンス良く所有でき、普通の軽自動車として走ってくれるわけだから、セカンドカーなら充分実用的でしょう。

ダイハツ ミライース

ダイハツ

Mira-e-s (ミライース)

  • テストグレード:“X メモリアルE”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2013y
  • 車両型式:L675S
  • 新車時価格:100万円

当記事は「桃花」がお届け致します
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グリル2
ココだけ見ればトヨタの高級車ともさしたる違いはない?

ボディリア
テールライトはLED、ハッチの面は真っ平らでないのもわかる。

内装(ドア)
インパネやセンターコンソールの質感は最低レベルだが、そんなのきにしちゃいけません。メーターは立派。

リアカップホルダー
ドリンクホルダーの数は多く、飲みかけを置いておいたりドリンク型灰皿を置くのも問題なし。カップホルダーの数はフロント2個、リアは合計5個。

アイドリングストップ

ラゲッジスペース1
ラゲッジスペース2
リアアンダートレイ ラゲッジスペース。広さなど至って普通。パンク修理キット+リアアンダートレイ。ミラシリーズでは最も進んでいる。

トランク
ダイハツの軽自動車はシートを倒してもあまりフラットにならない。ミライースでは段差がないのがせめてもの救い。
スズキの軽自動車だとだとだいたいフラットになる。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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