ダイハツ・ミライース軽自動車インプレ(試乗レポート)

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(2013年記事 ダイハツ ミライース
著:桃花&元自動車整備士)

ダイハツ・ミライース・試乗インプレッション「1」

間違いいっぱいの自動車選び。ココでご紹介している自動車比較・試乗レポートはダイハツ「Mira-e:s(ミライース)」2013年式で、グレードは「X・メモリアルエディション」。車両価格が安くて維持費も安い、経済性の高さで選ぶならイースこそ最強。プリウスとは違う清さが美しい”道具の中の道具”。
もちろん、雨に濡れることなく目的地まで移動できますし、エアコンだって付いてます。

ミライース・コクピット1ミライース・コクピット2
ダイハツ
  • グレード:“X メモリアルE”
  • 型式:L675S
  • 車両価格:100万円
  • デビュー年:平成21年8月〜
  1. このpage - ミライース試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - ミライース試乗「1-2」・他の軽自動車と変わらぬ走行性能
  3. 分割page - ミライース試乗「1-3」・燃費や総合ライバル比較

※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。

車両が安い+維持費が安い=経済性が高い

ミライースの試乗レポートをお届けする前に大事なのが、どこにミライースの存在価値があるのか、という点。
ダイハツは第3のエコカーなんていってるが、これがすべて。「車両が安い+維持費が安い=経済性が高い」ここにミライースの存在価値がある。
つまり、車両価格79万円で買えて普通に移動ができ、燃費良くて税金も安い。安いから価値があるクルマというがミライース。
普通車1台分のお金でミライースが3台買える!下取りも3台分!

実際にはミラファミリーの中では最も好ましい走行性能をみせてくれるが、今回の試乗車、グレードがXメモリアルエディションに特別塗装色で価格は100万円オーバー。これだと、ムーブやワゴンR、N-ONEなどに手が届いてくるので、残念ながら魅力はほぼなし(例えばムーブは107万円)。

上級グレードでいくら細部が加飾されるといっても、もとの作りが違いますから。ワンランク上のクルマの安いグレードを買った方が幸せだと思う。

ということを前提にミライースの試乗レポートをお届けします。

試乗レポ:室内について

乗車時のインパネ

試乗車に乗り込んで室内を見渡し各部に触れてみると、まさに質実剛健。エアコンは標準装備だし普通に動作をするし、特記事項は特になし。

今回の試乗車はメッキリングやシルバー調オーディオなど加飾がついていたが、もともと最小限なものにワンポイントを付け加えても、イースのウリである清さを失うだけで特別満足感を感じるモノではない。

他の軽自動車と比較すれば、快適さをウリにした軽自動車には例えベースグレードと比較しても質感が大きく劣る。素のミラと比較では、部分的にちょっと劣る。全体的な質感ではこんなもの、という感じだ。

メーターで先進性を表現

ミライースの内装で特徴的な部分は大きくデジタル表示されるメーター一式だ。スピードメーターは自発光式でホワイトバックライト。上級タイプの液晶部分(※1)は機能的にも表示の美しさでも普通車顔負け!

機能内容はグレードによって多少異なり、ベースの「D」とその上の「L」ではアンバー(オレンジ照明)。「X」「G」という上位2つのグレードではブルー照明になり、液晶表示部も強化をされる。

ブルー照明の液晶には平均燃費のほかにアイドリングストップ時間の表示もされる。ダイハツではマルチインフォメーションディスプレイと呼ばれている。

一生懸命先進性を感じさせようとしてくれるメーターだが、特に上部の青ライトはLEDのムラがある上に指向性が強く、しょうしょうまぶしい。ミライースの購入をお考えなら、できれば暗くなった時間に試乗チェックしてみることをオススメする。

※1-液晶か類似のディスプレイかは不明。ムラ少なくてきれい。

リアシートの居住性について

リアシート1リアシート2

ミライースのリアシート、まず広さ的には一般的な軽自動車という感じだ。縦方向の余裕に関しては、身長172センチのドライバーがポジションを取った状態で、その後に座ると、膝前にコブシ1.5個、頭上にコブシ1.5個
この状態で182センチの男性が座ると、膝前コブシ1個、頭上は0.2個。基本的に普通のスペースはあるが、スペース重視系の軽自動車と比較すれば、背の高い男性には厳しい。ムーブやワゴンRクラスにも一歩劣る印象。

写真右が上記の状態。ご覧の通りだけど、コブシもでかいんだよねwww。


横方向の幅に関しては、軽自動車だからどれも一緒。普通に座れば外側の足に余裕が無い。今回、女性担当も座ってみたが、こちらは問題なし。
そしてわかったのが、女性は普通、足を閉じて座る。この違いに気付きました。意外にもおしとやかさがそそるポイントであることにプラスして、男性は自然に股を広げて座りたいということ。ここに男性ならではの軽自動車の欠点が見える。男性がゆったりとお股を広げて座ることは無理。

その他、シートの厚みはそれなりにあるが、反力は弱め。暑苦しい座布団のようだ。などなど悪口はあるがミライースの価格を考えれば文句なし。実用上の問題も全くなし。ヘッドレストは伸ばすか取り外すかしないと背中に当たる今風のタイプだった。

試乗レポ:動力性能について

ミライースのエンジン端的に動力性能を評価すれば、出だし30キロまではかったるく、中間加速は普通、100キロ以上の加速は一昔の軽自動車からは想像出来ないほど俊敏だと感じる。

信号待ちからのスタートダッシュだが、軽量ボディのミライースだからといって特別なことはない。逆に他の軽自動車よりもっさりした感触さえある。

エンジンは普通にダイハツのエンジンだから、特別性能に差があるわけではないはずだが、カタログ上、なぜかムーブとかより最大トルク発生回転数が高い。最大トルク発生回転数は5200回転ということで、これは燃費重視のエンジンとしては高めの数値だ。
実際に走行する場面では、エンジンの性能だけでなくミッションの制御によるところも大きいから、総合しての判断となる。

出だしの加速力、幹線道路を走行している際には、信号が代わりアクセルを軽く踏んだつもりでも、確認すれば7〜8割アクセルを踏み込んでいる。そしてそこから全開にしてみても大きなトルク変動はないから事実上のほぼ全開といえる。
つまり、ほぼ全開で発進してそこから「アクセルを戻し加速力を調節」みないな運転をしなければならないわけだ。ターボ車と似たような感じだがターボ車ほど乗りづらさはない。

ちなみに燃費の観点からいうと、アクセルを閉じている事自体が抵抗なので、低回転で全開というのは低燃費走行に適していると思う。

最高速は伸びる

日本の制限速度はご存じ時速100キロ。なので100キロ出れば問題ないわけだが、万が一大津波が襲ってくるとかそんな状況も無視できなくなってきた。どうやって逃げるのか?海沿いの地域だと今でも話題に上ることが多いみたい。

生命が掛かった一瞬で大事なのはやっぱりパワーでしょ。ということで、アクセル踏んでみました。ミライースはNAエンジン+CVTという組み合わせ。燃費を大きくアピールする車種ながら、想像以上に高速が伸びます。具体的にはメーター読み100キロを過ぎてもぐんぐん加速し、128キロくらいで加速力は弱まるも、138キロまで確認。

燃料カットによる速度リミッターがあるとあれなのでそこでアクセルを戻したわけだが、いや〜ビックリっす。ちょっと前の軽自動車、3ATのクルマなんて100キロキープに全力をようしたことを考えると、ものすごい進歩。わたくし、コンパクトカー買うなら軽自動車の方がいいんじゃないかなんて思ってしまった。
そうそう、制限速度以上の試乗チェックはぜひクローズドコースでどうぞ。

CVTはどう?

ミライースのCVTミライースにはタコメーターがないので正確な事はわからないが、充分自然に乗れるCVTだと感じた。やはり軽自動車にはCVTがピッタリだと評価して良いと思う。

キャラクター的には低速では比較的速度の上昇に合わせてエンジン回転数が変わる。また変速レスポンスを重視している感じがあり、アクセルをスパッと戻した際など、カコンというようなギヤチェンジの衝撃がある。

ホンダの軽自動車「N-ONE」などと比較すれば、ミライースのCVTはキビキビ系。N-ONEは滑らかに発信できるがもっさりした挙動がエンジン音の変化によって乗員に伝わる。個人的にはミライースのCVTの方が好きかな。

ミライース・コクピット3ミライース・コクピット4

軽量がウリ、車重は730キロ

ミライースは車重の軽さがウリ。基本グレードで車重730キロという軽さだ。これは自動車の安全性が評価され始めたばかりの頃の軽自動車と同レベルで、現在の軽自動車で比較すれば、燃費スペシャルの軽自動車に迫る軽さ。

以下、軽量な軽自動車の車重。

  • スズキ・アルトエコ ・・・ 710キロ
  • ダイハツ・エッセ ・・・ 710キロ
  • マツダ・キャロルエコ ・・・ 730キロ
  • スズキ・ワゴンR ・・・ 750キロ
  • ミツビシ・EKワゴン ・・・ 800キロ
  • ダイハツ・ミラ ・・・ 740キロ
  • ダイハツ・ミラココア ・・・ 800キロ

パッと思いついた車種を調べてみるとこんな感じ(正確性はほどほど、変更される可能性もある)。

スズキのアルト、ワゴンR陣営も十分軽いが、ミライースは素のミラより軽いし、ミラココアと比較すれば大人1人分軽い。軽量ならば、停止と発進が多い走行パターンで良燃費が期待できる。

ダイハツ ミライース

ダイハツ

Mira-e-s (ミライース)

  • 試乗グレード:“X メモリアルE”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2013y
  • 車両型式:L675S
  • 新車時価格:100万円

エンジン概要

  • 排気量:660cc(軽自動車)
  • エンジン型式:KF型(3気筒)

その他概要

  • 車両重量:730kg
  • 最小回転半径:4.5m
  • 新車時価格帯:79.5万円〜
  • 発売時期:平成21年8月〜

車両型式

  • L675S - 標準
  • L685S - 4WD
当記事は「桃花」がお届け致します
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ミラココア

L675S - KF-VE 660cc 2009年〜
M42(特殊規格)

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

ダイハツの3気筒660ccはこんなもの。

足回りの質感 5段階評価

ダイハツにしては多少まとも。

内装の質感 5段階評価

軽自動車の平均レベルが上がった。

外装の質感 5段階評価

ふつーに軽自動車してます。

快適性 5段階評価

値段を考えればまあ納得。

経済性の高さ 5段階評価

車両安い + 維持費安い。コレ最強

お買い得度 5段階評価

基本となる「D」グレードに限りイースの価値あり。

乗車時のインパネ

インパネ画像
オーディオは完全な「シルバー金属”調”」 触らなければ気にならないので問題なし。
電源ボタンがわかりやすく配置されているのは後付けオーディオにないメリット。切りたいときは感覚的にスパッと切れる。

ミライースのCVT
エアコン、シフトセレクターなどスイッチ。




エンジンルーム
エンジンルーム。特別なことはなし。

辛口試乗レポートと合わせ、独断と偏見による5段階評価。同価格帯の車との相対的評価を掲載。

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試乗比較しにくい中古車購入の時こそ、中古車購入時にも役に立つレポートを送り続けて16年。これからもドライな試乗レポートでお楽しみ下さい。