今回の自動車比較・試乗レポートはダイハツ「miraCocoa(ミラココア)」22年式・プラスX。ココアはスズキラパンのような、ボディデザインが特徴でありつつ、ラパンほどデザインコンシャスでない軽自動車。
当ページは2ページ目です。「加速参考データや実際に購入してわかった点、ディーラーでの試乗の際にぜひともチェックしたいポイント」などを掲載中。
※当サイトは辛口の試乗評価が特徴です。評論家が口に出来ないような点を強調して記載しています。
※内容は辛口評価です。試乗して購入の際のチェックポイントとしてお役に立てれば幸いです。
今回の試乗車、ミラココアを実際に購入して気付いた点があります。短時間のディーラーの試乗ではわかりにくい点をピックアップします。購入を検討する際には、許容できる弱点がちょっと考えてみて下さい。
※ほとんど運転していませんが、なんだかんだで2年ほど所有しています。
ミラココアのシフトパネルには、シフトポジションが表示される部分に照明がありません。
夜間は手元を見てもシフトの位置がわかりません。ゲート式ならたまに乗っても感覚でわかります。でも、ストレートタイプだと、メーターパネルで確認しながら動かすしかありません。まるでそう、コラムシフトを操作するように・・・。
だから、手元を見ながらシフト操作するのは難しいんです。発進の時、みんな手元を見て操作しませんか?
いや夜間といっても、外光で見えるでしょ??ってダイハツさん、都市部に住む人ばかりじゃないんですよ!
ミラココアのホーンボタンは、ハンドルのスポーク部分まで含めてボタンになっています。反応する範囲が凄く広い。左の画像でいうところの、手のひらで押せます。
普通はステアリング中央の円形部分がホーンボタン。ミラココアの場合は、普段握っている手の位置でそのままホーンボタンが押せる。間違って鳴らしちゃうこともなくはないけど、本当の非常時に鳴らせるのはこのタイプだと思います。
本当の非常時にホーン鳴らして意味ある??ホーン鳴らすよりイメトレしておくことは多そうです。
使わない時は収納できる優れたカップホルダーを採用するミラココア。でもね、走行中カチャカチャ音がするってどうなの?車体が立派になってもこれで台無し。
確かに200万円超クラスの自動車でも、穴が空いてるだけでフタのないカップホルダーのクルマはあります。それを考えれば一長一短なんですが・・・。
※軽自動車では収納できるカップホルダーが多いですが、ゴツくて安心安定のカップホルダーもあります。同じダイハツのウェイクなど。
トヨタの白いナビゲーションを取り付けました。一時期トヨタでは純正で白いナビが増えてた時期があり、コンパクトクラスではよく見かけました。でも実際に、車内にマッチしていたクルマはなかったような。
ミラココアならとってもマッチしていると思います。
ダッシュボード助手席前に用意されるアッパーグローブボックス。スッキリとした印象の蓋付きタイプです。
タバコも入れにくい微妙なサイズですが、中には段が区切られていて奥行きの浅さをサポート。蓋付きで走行中もモノが飛び出ないのと合わせ、使いやすいと思います。
ベージュの内装というと、安価なグレードの定番色で、あんまり良いイメージじゃないとよく聞く。汚れが目立たない事を一番に考えたみたいな生活感とか、昔の布製ソファみたいな古ボカシさとか、絶妙に変なベージュが多すぎ。おじちゃんおばちゃんがよく好むというのもあるしね。
ミラココアのシートはベージュというよりオフホワイトに近く、車内でイメージが統一されているのが嬉しい。リアシートだってこんなに明るく爽やか。
そうなんです。ルームランプはリアシート頭上についてます。いや確かに室内が狭い軽自動車にはいらない装備かもしれません。実際に素のミラだって前のルームランプはありません。
ただね、上記シフトポジションの照明がない欠点を補うとすれば、ちょっとルームランプを付けてシフト操作したいなんてこともあるはず。加飾に特徴を持つミラココアにはルームランプくらい欲しかった。
軽自動車の中でも全高が低い部類の軽自動車であるミラココア。はたして男性でも無理のないポジションで運転ができるのか?
いくつかのシチュエーションで試してみました。
(参考)身長160センチの女性が運転席。
シートリフター(シートアジャスター)を最も上げる必要はなく、余裕が残ります。リアシート足下のスペースもバッチリ。
こんな事がありました。普段、女性が運転しているこの試乗車ココア、これを身長172センチの筆者ヒラリーが運転しなければならない時、できればシートポジションは動かさずにクルマを返却したい。
ということでシートアジャスターは最上部のまま、シートバックは直立状態のまま、天井に頭が付きそうな状態で運転してみました。
どうだったか?あはは、これ楽しいです。この感覚、フィアット500に乗ってる感覚と被ります。このまましばらく走っていたいようなわくわく感、少しだけ感じます。
おふざけは置いておいて、シート座面を高くすると、クルマがより小さく感じ、取り回し性が著しく向上します。緊急時にはぜひ!
同乗者による手元のストップウォッチでココア(CVTモデル)の中間加速力などを計測してみた。
計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み3分の1。風はほぼなし。タイヤ空気圧フロント、リヤともに基準値。外気温は30度くらい。道路は平坦な直線。
※あまり正確とは言えないデータのうえ、現在のトコロ、他車の比較タイムが少ないので比較が難しいデータです。スミマセン。
ミッションはCVTの為、路面や気象状況により巡航回転数は微妙に変わる。
現在では軽自動車全般がそうだが、一昔前(CVTが一般化する前)のコンパクトカーと同じ程度のエンジン回転数で走行できる。参考までにココアのCVTギヤ比を掲載。変速比 3.327〜0.628 最終減速比 5.444 これは素のミラとぴったり同じギヤ比。静粛性と省燃費性の高さに貢献。
市販の騒音計を利用して、ノイズを計測してみました。単位はdB。(dBについてはネット検索して下さい)。
騒音計ということで音圧に対して補正が掛かっていますが、人間が感じる不快さとは違います。耳障りな音とか気になりにくい音とか、そういった感覚は含まれていません。
参考:ミラココア&エコピアPZ-XC・タイヤ使用感
参考:ミラココア、スタッドレス(ブリザック)をドライ路面でチェック
アクセルオフ時に惰性で走る時間を計測しました。 タイヤは新車時装着タイヤ。計測3本行ったうちの中間の数値。
すべてアマチュアレベルの計測なので、厳密な正確性については期待しないで下さい。他のタイヤ、他の車種でもテストを行い、データを集めています。
ミラココアのグレードは外観の違いで2つ。装備内容の違いで3つ。組み合わせによって4つのグレードが基本になります。外観の違いは「ココア」と「ココアプラス」とあり、ルーフレールとフォグランプが付くかどうかの違いがある(ココアプラスの方に付く)。
ベースグレードからいいお値段がするから、装備内容は基本的に充実。ベースのLグレードで省かれるのはオートエアコンとスマートキー程度で、後は細かな外観の差くらい。中間のXだと便利機能は何でも有り状態といえます。
最上級のGグレードになるとナビゲーション+バックモニターが標準装備になるのが主な違いです。
ダイハツ ミラココア
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素のミラと、ミラココア。どちらも身内のクルマです。駐車中のクルマを勝手に取った訳じゃありませんよ。
シフトポジション表示部に照明がない!(上の写真がヘッドライト点灯時)
カップホルダーは収納式。必要な時だけ引っ張り出せる。
新車時装着タイヤの他に、ブリジストンのエコタイヤやスタッドレスタイヤを使用。
ハイトアジャスターは上げるとシート位置が前進、下げるとシートが後退するタイプ。これにより、身長180センチの方でも大丈夫。
シートベルトにはアジャスターが付く。これがないコンパクトカーがあることを考えれば好印象。シートベルトが首に掛からないように調整。
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