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2016〜17 コンパクト比較「4」長所短所

コンパクトカー比較2017年前半版のコンパクトカー比較。人気の売れ筋、ベーシックグレードを基本に比較と評価をまとめます。
いわゆるBセグメントなどと呼ばれる「全長3800〜4200mm」クラスから、ヴィッツ、フィット、マーチ&ノート、デミオ、スイフトをピックアップ。

前回からデミオを4代目に、ヴィッツはエンジンなど大きく変わったビッグマイチェン後に更新。ノートとデミオはそれぞれe-powerとディーゼルも少し触れます。都合上、スイフトは2016年までのモデルです。2016年1月登場の4代目は今回お預けです。ご了承下さいませ。

2016〜17Bセグメント・コンパクト比較

「4ページ目・比較まとめ・長所と短所のマルとバツ」

  1. コンパクト比較基本ページ・ボディサイズや取り回し
  2. 内装・質感と使いやすさ、車内スペース比較
  3. 走行感覚・運転感覚と乗り心地、静粛性
  4. 今ここ!比較まとめ・長所と短所の短評マルとバツ

長所と短所、30秒チェック

ヴィッツ

  • 長所・・・気楽で安らぎのある車内空間。具体的にはエンジン立派で上位グレードなら静粛性も高い。プラス、欠点の小ささ。不満の少なさという題目で評価すれば1番。
  • 短所・・・曖昧なハンドリングと元気の良いCVTのギャップ。基本はイージードライブも思い通りにとなると運転が難しい。そして価格とヒエラルキー。ヴィッツでなきゃ!という意義が希薄か。

フィット

  • マル・・・リアシートの高い居住性、使いやすいラゲッジスペース。ボリューム感あるインテリアデザインとそこから感じる立派な着座感覚。相変わらずお得感の高い車両価格。
  • バツ・・・低い快適性。乗り心地悪く静粛性も決して高くない。安っぽいハンドルの回し心地と過敏な反応の組み合わせは、ヴィッツと逆の意味で運転が神経質。

デミオ

  • 長所・・・ボディデザインからも伝わってくる上級車思想の高さ。走ればフラット感強い乗り味などもそう。それでいて低めのスタートプライス。またドライバーの快適性に関する意識の高さと取り組みは好感度高い。
  • 短所・・・不満ではなく方向性に多少の疑問。高級路線の裏側というか「気軽に」という部分がやや希薄。2代目デミオで見られた両立を思い出せば、乗り心地と乗りやすさがもう少し。

マーチ

  • 長所・・・絶対的な低価格。他車が値上げ路線の中で変わらない価格は現在106万円〜。同じく高級化路線の中で手となり足となりラクに動かせる感覚は再評価に値。今や「パジャマでコンビニ」みたいなクルマは貴重。
  • 短所・・・質感の低さから所有満足度にクエスチョン。先代では強かったボディデザインの魅力が薄くなった分だけ、別の長所が弱い事が短所。

ノート

  • 長所・・・フィットと比較できる車内空間の広さ。他の3気筒エンジンより立派な3気筒エンジン。ゆったり感のある乗り心地と比較的落ち着きあるインパネデザインで、ダウンサイジングに強い対応力。
  • 短所・・・静粛性とノイズに関する部分。車外に響く3気筒らしいエンジンノイズ。車内で気になる低中域のコモリ音。雨の日に目立つ低い静粛性。

スイフト

  • 長所・・・上級指向が強い方向+相応以上の質感。落ち着いたハンドリング特性、柔らかい味付けでレベルの高い乗り心地。コンパクトカーに求めたい箇所がいろいろハイレベル。
  • 短所・・・狭くきちんと着座できないリアシート。ミニマムなラゲッジスペース。加速時パワー感の弱さ。軽自動車レベルと感じてしまう静粛性の低さ。

※ コンパクトカーでは特に、グレードによる違いが大きい傾向があります。装備ではなく乗り心地や静粛性に違いがある事が多々見受けられる関係上、試乗感もグレードによってとなりがちです。この点どうぞご了承下さいませ。

比較評価をまとめてみる

これぞコンパクトカーのお手本みたいに素晴らしい1台。今回スイフトのみ旧モデルでの参加だけど、全く引けをとらないどころか互角以上!どっちかといえば新モデルでの劣化が不安なほど。

魅力は乗り心地と安定性、ノーブルな内装。キャラクターとしてはおばちゃんにもオススメしやすいユッタリマッタリ系。ポップなボディデザインからは想像できないサルーン系乗り味。してそのレベルは単純な柔らかさよりハイレベル。ただしスイフトはユーザーを選ぶ実質2人乗り。ラゲッジも最小限。
広さといえば、乗り心地を多少妥協して車内スペースを重視すれば日産ノート。また乗り心地を大幅に妥協して、車内スペースとキビキビ感を求めるならフィットを推奨。

インプレはこちら:スイフト試乗レポート

この中でフロントシート優先といえば、デミオオンリー!上位車種と同じように着座し、同じような運転感覚に取り組んでいるのがハッキリ感じられる事に好印象。そのために意味ある6ATやオルガン式アクセルペダルの採用だと思うし、カタログの能書きじゃなくて、ユーザーが明確に感じられるココが重要でしょう。

ボディデザインからだって目指す方向性は明らか。現在は高級化路線によって、コンパクトカーでこそ望む良さを失っている部分もデカイ。フロントシート優先のしわ寄せだってリアシートに来ている。それにプレミアムというなら乗り心地をもうちょっと何とか。それでもやっぱり、コンセプトにしっかりならば変わりがないクルマが期待できる。
現状このデミオの最もたるライバルはヴィッツかと。意外と似ている点がある。

インプレはこちら:デミオ1300cc試乗レポート

車内スペースを一番に選べば、やっぱりフィットかノート。リアシートにゲストを迎えたり、荷物を乗せる場合が多かったり、それこそ4人乗車でお買い物に出かけるとなれば、フィットかノートしか選択肢はない。もちろん無理すればデミオやヴィッツだっていいけど、余裕は重要。

では2台の違いは?乗り心地ではノートが勝り、エンジン質感でフィットが勝る。ただし乗り心地に差は大きく、エンジンの差はわずか。するとフィットの分が悪そうだけどリアシートのアレンジを使用するならフィット有利な長所になるし、クルマ好きに向いているというのかな、シャープなハンドルを繊細に操作したいという楽しみ方など持っている。

インプレはこちら:フィット1300cc試乗レポート

インプレはこちら:ノート試乗レポート

見た名以上に中身が大変更されたヴィッツ。初期型では「最大の長所はトヨタブランド?」なんて評しました。意味合いは”普及点+欠点いっぱい”だったわけです。それがそれが!エンジンまで変更された2014ビッグマイナーにより、”トップレベル数箇所+欠点小さい”なんて思えるほどに。
もちろん化粧直しモデルだから、変わらぬ欠点はある。ブルブルやスペース的な部分はアレだし、利便性も今ひとつ。

キャラクターとしてはコンパクトカーらしさの延長線上で積み上げられていると感じられ、例えば乗り心地は”適度に今風”な跳ね方沈み方。数日先まで飛んだ方向性変化でなく、ユーザーが安心できる1日分の変化で数日分の進化、地味にトヨタの評判を支えていると思う。
考えられるライバルは1300ccならデミオ、1000ccならマーチかな。価格的条件面を含めて考えたいところ。

インプレはこちら:ヴィッツ1300cc試乗レポート

この4代目マーチを試乗したのはデビュー当時の車体で、相当に残念に感じたのを覚えている。過去には2代目マーチを所有したし、身内は3代目マーチを所有したくらいだったから、相応の思い入れはあった。先代にあった魅力を否定し、工業的質感にも疑問で、価格だって安くない。残念だったのはこんな部分。

しかし2017年現在、ライバル車の都合によってマーチの魅力が高まったように思う。多くが上級車路線を歩み、従来からのコンパクトカーらしさは薄れた。また価格的にも値上げ傾向。106万円〜というマーチは単純に比較できず。今ならパッソとの比較こそ最適なのではないかと思えるものの、一般的にはヴィッツのライバルというイメージ。この辺りに魅力を感じれば、十分すぎるほどのお得感。

当サイトでは高級車的質感を基本にしているけど、質感では評価できない部分そこがマーチの良さ。ないものねだりじゃないけど、今こそ注目です。

インプレはこちら:マーチ試乗レポート (内容古いです)

補足と追記と何か

エンジンの印象について

質感が優れているのはヴィッツとデミオ。どちらも車内に聞こえてくる音質は高質だ。より好ましいのはヴィッツで、こもり音の小ささや常用域で低めのノイズレベルなど魅力あり。デミオの方が賑やかで4気筒らしい音も目立つ。一応その代わり、空吹かしのレスポンスで勝る。フィットのエンジンは個性的な音質のノイズを発するが、高回転でのパワー感はなかなか。試乗した車体では日常領域で目立つ振動を発していたのが残念。

ノート/マーチの3気筒エンジンは、いうほどチープで無いのが嬉しい。その音を除けば、振動面やレスポンスに大きな問題があるわけじゃない。トヨタ&ダイハツの3気筒とは異なるし、軽自動車の3気筒とも異なる。
反面、3気筒であることのメリットはなんだろう?燃費か重量かコストか、信頼性??ユーザーの、というか筆者の目に見えるカタチでのメリットは体験できていない。なお重量、3気筒1200ccにスーパーチャージャー付けるなら、4気筒1300ccの方が軽そうなものだが、評論家の先生にはこうした部分の説明を期待したいなと。

ユーザーのための、さり気ない気配り

ご家族や知人の方にクルマをオススメするなら、ぜひとも気にして欲しい部分。カタログでウリにならない部分を改良してくれる車種やメーカーって惹かれます。

1つ目。ハッチバックだからこそのテールゲートについて

デミオ・テールゲート要するにハッチの事だけど、開閉が重かったり渋かったり、使いにくいことが当たり前だった。女性ユーザーも多いタイプでもあるし、そもそも開閉が面倒だったらハッチバックの意味は薄いんじゃないか?ずっと考えてました。

それがようやく最近、改善されている車種と出会うことができるようになった。この比較車種の中ではデミオ。本音はもうちょっと。いやでも、軽く開閉できるようになった事だけで素直に嬉しい。

2つ目。ドア開閉について

フィット・リアドアドア開閉は重厚なのが高級という流れも変わり、最近では軽さが高級な流れになってきた。軽く精密感高い感触というのか、嫌な響きなく「パシャン」と閉まる。こうしたトレンド変更はさり気なくあちこちで見受けられるけど、ドアに関してこのクラスでも今後、軽い開閉をウリにしたモデルが増えるかもしれない。

というか、お歳を召されたユーザーも多いこのクラスこそ、軽い方向に変わってほしいという筆者の願望であったりもする。

現状で近いのはフィット。前ドアは重く、後ドアは軽い。「一粒で2度美味しい?」もしかしたら偶然の産物かもしれないけど、おばあちゃんをリアシートに座らせる時、これは優れた長所だと思った。ドア前後で大きなギャップなんて、個体差の可能性もあるんで一応、数台で確認してます。

運転が神経質という表現について

ヴィッツとフィットに関して使用したこの表現。以下PCのマウスで例えて補足します。

マウスマウスってたくさんの種類がある。それぞれ特性(形状とか重さ、センサー位置、重心位置)が異なり、また設定では感度(ポインタの速さ)や加速(大きく動かすと割増)などが変更できる。
ユーザーは握る手の大きさとマウス特性に合わせ、設定を調整。ただ完璧を目指すもどうしてもしっくりこない場合もある。

クルマも一緒。何のためにどういう風に走りたいか?そこに明確な理想があると、調整=クルマに合わせることでいける場合と、そうじゃない場合がある。
筆者の理想は、助手席同乗者の首が揺れない、ほんのコクッとも挙動を感じさせない走行。ハイペースで走行しながら、全力で会話しながら、ラクにこうやって走れるクルマが理想。そんなだから快適性の高さは大前提でね。

もっと簡単にいえば筆者にとって、ヴィッツは感度低すぎ、フィットは感度高すぎ。こんなマウスで仕事したら仕事の効率上がらないでしょ?w という感じなので、思い通りに走るには少し神経使うかな。

乗り比べが難しい中古車購入時こそ、辛口の評価と比較をぜひ!
同価格帯他車との相対評価を5段階比較で!

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