ジオ・スロットルバルブ清掃P2/メンテナンス

自動車試乗比較・評論メンテナンス情報

マークXジオ・スロットルバルブ清掃「2」続き

「元自動車整備士」がお届けするメンテやカーオーディオと用品取付コーナー
現代のフライバイワイヤー式スロットルではもはや必須!?スロットルバルブのメンテナンス風景と作業後試乗感。
吸入空気量を調節してエンジン出力を調整するスロットルバルブの清掃を行いました。

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現代のクルマでは必須ともいえるスロットルバルブのクリーニング。作業は比較的簡単なコースでもOK。実施すれば誰でも体感出来る事間違いなし、といえるほどの効果が期待できます。

  1. 分割ページ - スロットル清掃P1・概要とパーツ取り外し
  2. このページ - スロットル清掃P2・クリーニング
  3. 分割ページ - スロットル清掃P3・ECUリセットと作業後試乗感

クルマはこのマークXジオ(ANA10)。
参考 : マークXジオ試乗レポート

他の同クラスモデルでも近い部分があると思います。なのでプラットフォームが同じと言われる他車でも参考にして頂けると思います。

3.クリーニングの目的と意味

前ページの感じでインテークホースを外すと、スロットルバルブがお目見えします。

3-1.スロットルバルブはこんな感じ

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この写真の丸印部分がスロットルボディ、その中に見えるのがスロットルバルブ。これが開閉し、空気を吸う抵抗を作り、エンジン出力が調整されます。

新車時など綺麗な状態では機械的全閉時でも実際は全閉にならず、小さな隙間があります。この隙間から空きこむ空気でエンジンはアイドリングします。

フライバイワイヤー以前のクルマでは、別にアイドリング専用のバルブが着いていました。現在の多くのクルマでは、このバルブ一つにまとめられています。中央の黒い軸を中心して、クルクルと回ります。ちょうど、鉄棒の逆上がりができずに落ちてくるような動きです。バタフライバルブと呼ばれることもあります。

 

3-2.クリーニングで目指すはこんな感じ

別のクルマですがスロットルバルブ清掃のビフォーとアフター。
全閉時に少し隙間がある状態が、正常だと思います。

デミオのスロットルバルブ・ビフォーデミオのスロットルバルブ・アフター

左:ビフォー。全閉時、スラッジがつまり反対側が見えません。
右:アフター。同じく全閉時、隙間があり反対側が見えます。

バルブ全閉時の隙間がよごれで詰まってしまうと、スロットル特性やエンジンの安定性が大きく悪化します。実際には汚れに合わせてコンピューターが学習、自動調整を行い、最悪の事態を避けようとします。この自動調整が完璧といえない調整のため、ドライバビリティを悪化させる弊害を引き起こすと考えます。

ということで、電子制御スロットルを採用しているクルマでは、特にココを気を付けなければいけません。2015年現在、かなり多くのモデルが電子制御スロットルを採用しています。
電子制御スロット津でも例外としてトヨタ・バルブマチックやBMW・バルブトロニック、その他同じようなシステムでは、スロットルバルブ以外で吸気量を調整しているため、メンテナンスは気にしなくて良いと思われます(予想)。

4.清掃方法は2種類どちらか

スロットルボディを車両に付けたままメンテナンスするか、または取り外してメンテナンスするか、選択肢は2通りあります。
どちらも手間という部分では大差ありません。ワイヤーのないフライバイワイヤー方式だと、付けたままの作業も結構神経とパワーを使います。

4-1.スロットルボディを車両から外さずメンテナンス

インテークホースまでを外し、スロットルボディは車体に付けた状態でメンテナンスを実施します。パーツの脱着に不安を感じる方は、こちらでいきましょう。

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キャブクリーナーをバルブの隙間に吹きかけるか、ウエスに付けて拭き取る感じでクリーニング。
最初はとにかく、必要最小限の量を吹き、固い汚れを溶かすような感覚でどうぞ。電子制御スロットルではモーターを動力にしてバルブが回転します。そのため軸には特殊なグリスが使用されています。クリーナーでグリスを流してしまわないようご注意下さい。

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今回は、固めの割り箸の先にウエスを固定し、ツールにする方法を考えてみました。

2本用意し、1本でスロットルバルブを開け、もう1本でクリーニング。
ゴミを残してしまう危険から、家庭用ティッシュやボロタオル、中途半端な布きれはご注意下さい。棒に巻き付けてバルブを押しながら作業する場合、それなりのチカラが必要ですから、傷つけずゴミ残さず、できれば工業用ウエスが良いと思います。

4-2.スロットルボディを取り外してメンテナンス

バルブの裏側のスロットル清掃や作業しやすい状態でのメンテナンス。安定感ある方法はスロットルボディを外してから清掃に入る方法です。精神的な疲労という面では、外してしまった方がラクです。

今回、前述の方法で簡単クリーニングを試したところ、「完璧」とまではクリーニング出来ませんでした(実用上の違いはナイト思われます)。

左の画像は取り外し後の写真ですが、少し黒いのが残っています。


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マークXジオでスロットルボディを取り外すためには、コネクターを外し、冷却水の通っているゴムホース4本を抜き、ボルト4本を外すことで取り外せます。

前ページの図が参考になると思います。

冷却水が通っているホース、外すと多量に冷却水が出てくるクルマもあります。その場合はボルトやドライバーを突っ込んで、一時的にフタをして下さい。このマークXジオの場合は大丈夫でした。

基本的に冷却水が冷えている時に行いたい作業です。

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外した後はこんな感じ。

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スロットルボディを外してしまえば作業は簡単です。無難にセーフティに、クリーニング剤に付けるようなことはせず、そおっと湿らせて溶かし、拭き取っていきます。

デミオのスロットルバルブ・アフター機械的全閉状態で、アイドリング時に空気を吸う隙間があれば、大丈夫だと思います。

これにてスロットルバルブ清掃作業は終了です。

逆の手順で元に戻します。

次のページは「P3・付加作業と作業後試乗感」

 

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せっかくなら一緒に行いたい作業と、作業完了後の試乗感想、人間が体感できる変化などをまとめました。


次のページ!3ページ目・ECUリセットと後書き、作業後試乗感

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  1. 当ページ!スロットルボディ清掃
  2. トヨタ・まるクリンを試す
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