デジタルサウンドプロセッサー「アルパイン・マルチメディアマネージャー」

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アルパイン・マルチメディアマネージャー

ヒラリー男爵がお届けするカーオーディオと用品取付コーナー
プレーヤーとアンプの間にデザインして、音の調整と帯域分割を行うのがサウンドプロセッサー。デジタルチップで行うのでデジタル・サウンド・プロセッサーなんて呼ばれます。

プロセッサー1プロセッサー10プロセッサー12

今回使用したプロセッサーはアルパインのマルチメディアマネージャー。メインで使用するのは「クロスオーバーネットワーク」と「タイムアライメント」そして「パラメトリックイコライザー」。それからプリアンプとしても利用できます。

クルマはこの型のウィッシュ(20系)。
参考:2代目ウィッシュ1800cc試乗レポート

他のトヨタ車でも基本的な部分は参考にして頂けると思います。

1.音を良くする?いえいえ「遊んで楽しむ」

カーオーディオって車内の特殊な環境で聞くわけだから、良い音で聞くのはかなり無理。ライブハウスに行くとかジャズクラブに行くとかせめてホームオーディオで聞く方がよっぽど良いしお金も掛かりません。

ホームオーディオと比較してカーオーディオの大きなメリットは、3つ。

  • 「音量を気にしなくて良い」
  • 「気兼ねなく低音を鳴らせる」
  • 「わかりやすいセッティングを楽しむ」

つまり、ドライブのお供くらいが吉なわけだけど、ここで取り上げるのは3つ目。これこそカーオーディオならではの楽しみ。
ホームオーディオをお手本に調整しても良し!助手席の彼女に特等席を用意しても良し!

プロセッサ2アルパインのマルチメディアマネージャーを使用すると、比較的安価にこれができます。
とにかく楽しい。遊べる。価格以上の満足感を得られると思います。

デジタルネットワークを利用したオーディオシステム、ものは前々違いますがソニックデザインのデジコア。以前インストールして貰った時には合計300万円。しかも自分じゃ調整できません。自作できれば300万円分の楽しみが50万円くらいで楽しめます

クーペなど室内が狭い車種の場合でも引き受けてくれるのがソニックデザインの良さで、本社プロショップでは外車もたくさん作業しているみたい。車種によってはコンパクトなデジコアもオススメ。

2.2chオーディオで使える機能

  • 音を帯域別に分ける「クロスオーバーネットワーク」
  • 音を出るタイミングをずらす「タイムアライメント」
  • 音のバランスを調整する「パラメトリックイコライザー/グラフィックイコライザー」
  • シート位置ごとに設定内容を記憶/呼び出しできる「メモリー機能」

2-1.音を帯域別に分ける「クロスオーバーネットワーク」

プロセッサー3プロセッサー4

「右」と「左」、2chだった音を8chに分けるのがクロスオーバー。
左右それぞれ、4chずつの計8chに分けます。内訳は、ツイーター、ミッドハイ、ミッドロー、サブウーファー。

設定画面に入るには写真1で目的の機能を選びます。その後は、写真2の3箇所を使って調整。最初に、長押しで左右独立か左右共通かを選択します。
カット周波数とハイパス、ローパス、スロープを設定して出力する帯域を指定し、また低中高音のエネルギーバランス(音量)を調整します。車内は走行ノイズが刻一刻と変化しますから、できるだけ静かな車種だとやりやすいです。

2-2.音を出るタイミングをずらす「タイムアライメント」

プロセッサー5プロセッサー6

各スピーカーごとに音の出るタイミングを調整します。近いスピーカーからは遅く、遠いスピーカーからは早く音を出します。
この機械はけっこう細かく調整できますよ。デジコアは5倍細かい設定が可能だけど、プロショップしかいじれません。

当然、どのシートで誰が聞くかによってセッティングは異なります。耳の位置が基本ですから。
その他、反射や吸音、共鳴、周波数による波形。単純な距離だけでは全然合いません。

温度変化によっても音のスピードは変わるらしく、体感上、大きく変化。あと、耳掃除も重要です。

2-3.音のバランスを調整「パラメトリックイコライザー」

プロセッサー7プロセッサー8

希望の帯域を下げて、バランスを整えるのがパラメトリックイコライザー。トーンコントロールの親分。中心周波数と上下のカーブを指定してピークポイントを削っていきます。

車内はコンサートホールじゃないから、危険なモノがいっぱい。加えて、スピーカーの取付形状からも、フラットな音が出ているとは考えにくい。
パラメトリックイコライザーを使ってびっちり調整したいけど、実はそう簡単にはいかない。クロスポイント付近をいじると、位相がずれるらしく、スピーカー感のつながりがおかしくなる。

クロスオーバーを調整してタイムアライメントを調整してパラメトリックイコライザーという順だけど、これをいじるとタイムアライメントで位相を調整する必要も出てきたり。乗員の洋服や足の長さも大きく影響。できるだけ車内が広い車種だとやりやすいです。

2-4.シート位置ごとに設定内容を記憶/呼び出しできる「メモリー機能」

乗員の数が変われば調整が変わる。気温も、洋服も、靴も、足の位置だって・・・。
もうなんですかこのめんどくさいオーディオってやつは。いえいえだからこそ面白いと感じて下さい。なかなか思い通りにならないキャバ嬢に夢中になるの、誰でも記憶があると思います。

ハナシは戻ってマルチメディアマネージャーのメモリー機能。なんと6個もメモリー出来る!1〜6のスイッチを長押しで記憶、短押しで呼び出しです。

運転席用と助手席用をセットして、後は夏用と冬用。これでバッチリ。残りは比較用にでも。

2-5.マルチメディアマネージャーの特徴総括

  • カロッツェリアやアルパインのヘッドユニット内蔵の同機能と比較すると、デジタルクロスオーバーの自由度が高く、タイムアライメントの精度は倍。
  • ソニックデザインのデジコアと比較すれば、デジコアはショップでしか調整が不可能。別のクルマにショップにてインストールして貰ったが、自作できる人なら全く不必要。価格もフロント2wayで合計300万円!楽しさだけなら数万倍。
  • 「フロント3Way + ウーファー2ch」のシステムもしくは、センタースピーカーを付けた「5.1ch」のシステムが安価に組める。
  • パラメトリックイコライザーが使える。クロスポイントに与える影響をグライコより抑えられる。
  • プリアンプとしても利用可能。条件合えばプレーヤー直でOK。ヘッドユニットいらずでDINスペース節約。

3.プロセッサーを使用したシステム例

フローとしてはプレーヤー>プロセッサー>メインアンプ>スピーカーとなります。音を8ch分に分けるわけだから、アンプも8ch分が必要です。今回は4chアンプを2枚使っています(7chアンプでも良し)。

プロセッサー9プロセッサー10

メモリオーディオプレーヤーとコントローラー部。

プロセッサー11プロセッサー12

右側の飾り気のない筐体がマルチメディアマネージャーの本体。残り2つは4chアンプ。

プロセッサー13プロセッサー14プロセッサー15

ツイーター、ミッドレンジ、ミッドロー、サブウーファー。

プリアンプとしても使える

プリアンプとは簡単に言えば音量調節。プレーヤーとメインアンプの間に位置する機械。通常カーオーディオだとヘッドユニットとかナビゲージョンについてるDVDプレーヤーなどに内蔵されていますが、一部、付いていないモノもある。

そういった場合に役立つのがマルチメディアマネージャーのプリアンプ機能。メインアンプに送る音量(出力ゲイン)調節が可能です。ヘッドホンレベルの微弱な増幅を行うわけです。

例えばメモリオーディオ、DVDやブルーレイプレーヤー、PNDやオンダッシュナビなどをマルチメディアマネージャーを通してメインアンプに接続することで、ヘッドユニットなしでも普通に音楽が聴けちゃいます。

プロセッサー16上記これらのどれかに、インプットセレクター機能が付いていればしめたもの。
複数のオーディオ機器を切り替えて楽しむことができます。
筆者がプレーヤーとして使用していたのがケンウッドのメモリオーディオプレーヤー。USBメモリにデータを入れて接続すれば再生できます。WAVE型式を再生できるのがイイ!

写真のコントローラーと液晶表示部分のセットで使用します。

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