ウィッシュ車内制振、静粛性向上P2・内装分解と重点箇所

自動車試乗比較・評論メンテナンス情報

デッドニングと制振・防音・吸音その2

ヒラリー男爵がお届けするカーオーディオと用品取付コーナー
デッドニングを直訳すれば、何かを消し去るとか無益にするという意味。ということで、サウンド・デッドニングといえば雑音を消し去るみたいな感じになるのかな。よくわかりませんが車内の静粛性を上げる作業と思っています。

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筆者は今まで何台かのクルマで情熱を燃やしてきました。しかしデートの為のデッドニングが、作業に追われてデートできなるという笑えないハナシも(笑)。作業はものすごく時間がかかるので、できるだけ簡単にこなすのがコツ。もしくは車格アップでクルマ買い換えちゃった方がいいです。
それでも興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。総額26500円の物量作戦など。

  1. 分割ページ - デッドニング各材料の使用箇所と数量、金額
  2. このページ - 内装の取り外しとデッドニング重点項目

クルマはこの型のウィッシュ(20系)。
参考:2代目ウィッシュ1800cc試乗レポート

他のトヨタ車でも基本的な部分は参考にして頂けると思います。

4.3列目シート取り外しとリアフェンダー制振

重点的に作業したいポイントはリアフェンダーの鉄板そして内装との隙間。スペース的に余裕があるだけでなく、後席の人が不快に感じる走行音を低減することが期待出来ます

4-1.3列目シートを取り外す

リアフェンダー周辺の作業のためには、まず3列目シートを外さなければなりません。ここを外さなければリアフェンダー内張を剥がすことができません。
ただの吸音材のような3列目シート。シートとしてはかなり軽量ですので外すのもそれほど手間にはかかりません。

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写真を取り忘れたため、適切な写真がなくてすみません。

ウィッシュのラゲッジアンダートレイです。写真には黒い板が引いてあり余計な配線がありますが、気にしないで下さい。この下に、黄色い丸印の部分にボルトがあるのでそのボルトを外します。
ラチェットは20センチくらいのエクステンションがあると回しやすいです。

同時にピンを3個x2箇所外します。シート裏側のカーペットがピンで外す部品に固定されています。
そうすると、黄色い部分の横長な内装が外せます。

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シートは前後計4本のボルトで留まっています。4本均等にゆるめ(組み付ける時の仮止めの逆)、グラついてからボルトを抜いていきます。

後側、外側のボルトにはシートベルトが共締めされています。金属部分の付いている角度を覚えておくと取付時に困る事がなくなります。また中央のネジには座金が挟まれていました。

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前側のボルトです。化粧カバーでボルトが隠されているので、引っ張って外します。

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シートを外すとこんな感じに。

黒いのは新車時の吸音材で、この下には薄く制振材が張れるスペースが張ります。
しかし最初から付いてる発泡ウレタンのような制振材が邪魔。これを剥がして張れればベストです。

シート下、一見余裕ありそうですが、収納すると沈み込むため、張りすぎにご注意下さい。

4-2.リアフェンダー内張を取り外す

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3列目シートが外れたら、いよいよリアフェンダー内張の取り外しに入ります。第一段階として、ラゲッジ最後端の内装をとり、リアドアステップ部分を外し、ドアモールをめくります。
第二段階でシートベルトを外し、その他のボルトを外します。

最後は、でっかい内張を持って、前方から丁寧かつアグレッシブに剥がしていきます。ピラー部分とはツメで引っかかっているだけです。

4-3.気の済むまで作業を行う

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効果が見込めそうな部分にレジェトレックス制振材を貼っていきます。ポイントは「物量作戦」。最低でも3重張りってとこでしょうか。
必要のない穴やすきま風のような場所は鉛テープでふさぎます。吸音材詰めて部屋を作っちゃっても良し。

その上から防音材、吸音材を両面テープで貼っていきます。

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防音材、吸音材も基本は物量です。スペースが許せばですが。これはセルシオを分解した時に学びました。
写真のような感じで厚みをチェックしながら貼り詰めしていきます。

5.1列目と2列目シート下、フロアも制振

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写真は2列目シートの足下。カーペットを剥がしている写真はありません。ごめんなさい。

一応、大量に制振材貼って、ウレタンチップスポンジでパンパンにしているのは伝わります??ふくれてます。カーペットがぶかぶかしても良ければもっといけます。
防音材を使うと言うことは、ついでに配線がショートする可能性も減り、重量から保護してくれるように利用することも出来ます。

またシート下には、フロントから続くリア用エアコンのダクトが通っています。もちろんこれは取り外し、制振&防音、そして配線の通り道として利用します。

またBピラー内張は、シートベルトのボルトを抜いて軽く浮かせるだけでカーペットはめくれます。

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次はフロントシート足下。同世代のトヨタはここに固いスポンジが使われています。このスポンジをうまくカット。全部取り除くのではなくて、ドライバーの足の位置を考え、必要な部分だけ残します
制振材は、少しならスポンジの下に張れます。

ついでに、フットレストの部分にはウレタンチップスポンジとさらに固いピアノ用防音スポンジを組み合わせ、カットして貼り付けます。サンドイッチ構造の3層にすれば、ウィッシュの低品質エンジン、イヤ〜なの振動が体に伝わりにくくなります。

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実際の作業では、シートは全部取ってしまって一気に作業した方が簡単です。
シートさえ外せば、カーペットは簡単にめくれます。

問題は体力。運転席側の2列目シートはかなり重たいです。高級車のパワーシート付きと同じくらいの重量があります。低価格車のパワーシートじゃありませんよ!
なので女性の方にはちょっと厳しいかもしれません。

場合によっては、あいてる3列目部分〜ラゲッジに突っ込んでおくだけでもいいです。ほそ〜いとかセクシーな女性の方なら、私が手伝いに行っちゃいますよ〜。自主制作AVが流行ってるみたいですから。

6.ドアやハッチに制振材でプチ高級感

6-1.ドアパネルの制振

スピーカーから出てくる音にも効果あり。ドアのデッドニングです。ドアの構造は内側から外側までで3層構造です。

  1. 一番内側は「ドア内張」。いわゆる内装。ドアトリムとも呼びます。
  2. 2番目はインナーパネル。ドアトリムが固定されている部分で金属です。
  3. 最も外側はボディ。アウターパネルって呼ばれています。

インナーパネルにはサービスホールという大きな穴が開いていて、この穴を利用してパワーウインドーのメンテナンスとかが出来るようになっています。このサービスホールという穴を利用して、アウターパネルに制振材を貼っていくのがメインの作業です。もう、サービスホールもふさいでしまっているので、アウターパネルの写真はありません。ごめんなざい。

※パワーウインドーのメンテナンス?ギヤ式のパワーウインドーなら、可動部にグリスを吹きまくります。間違っても呉5-56はダメです。グリスが流れちゃいます。

ハナシは戻ります。
作業のためにはドアトリムを外すことから始まります。これは5分で出来ます。簡単です。

ドア内張の分解方法は、別ページに掲載しています。
参考:ドアスピーカーの交換・配線・内装分解1
参考:ドアスピーカーの交換・配線・内装分解2

内張を剥がしたら、メインはアウターパネル。下記のようにデッドニングを行います。

  1. インナーパネルについているビニールを剥がします。サービスホールをふさいでいるビニールです。周囲に残るブチルゴムはキレイに剥がすか、アルミテープで隠しちゃって下さい。
  2. アウターパネルに制振材を貼りますが、鉄板には防さび材とか油がいっぱい付いていますから、ブレーキクリーナーとかで徹底的に拭いて下さい。
  3. 鉄板の油が落ちたら、自身の手に付いた油もチェック!
  4. これでもかって言うほど徹底的に制振材を貼っていきます。プレスがなくて弱い部分は特に重点的に。ただし元が柔らかい部分に10重に貼っても固くはなりません。
  5. 水に強い防音材、エプトシーラーを両面テープで重ねていきます。
  6. スピーカー裏にはエーモンの吸音材とか、レアルシルトの背圧分散スポンジなどを貼ると楽しい。制振材、防音材、吸音材と貼っていきます。

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写真はこれしかありません。スピーカーホールの内側です。

次はインナーパネル。作業項目は3つ

  1. サービスホールをふさぎます。鉛テープでフレームを作り、大きなサイズの制振材で蓋をします。
  2. アウターパネルから伸びてる、ドアハンドルのワイヤー、スムーズに動くように加工します。
  3. カサカサとノイズが出そうなコネクターはエプトシーラー隙間防音テープを巻きます。

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サービスホールの蓋、写真はおとなシートを使ったけど割れたり切れたり(40度の夏!)失敗です。予算許せばレアルシルト推奨。

切り貼りしているのはまだ良いんです。このままだとドアを閉めた時、太鼓のようなパコンという音もしかねません。

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ここがワイヤーの加工部分。やや太めのコルゲートチューブで包んで、コルゲートチューブを制振材で固定。
こうすれば、中のワイヤーは動きます。動かないとドアが開きません。

それから防水対策で隙間が出来ないように処理して下さい。あと、コルゲートチューブの中にシリコンオイルとグリスを吹いておけば、動きが滑らかになります。

ラスト!ドア内張の可能です。作業項目は2つ

  1. 内張の内側に制振材を貼っていきます。しかしドアの薄いウィッシュ、スペースは極小なので欲張ってはいけません。欲張るならニードルフェルトの方が安心。
    内張が振動すると、オーディオの音質が悪くなります。遅延して共鳴し、タイムアライメントもあったもんじゃないよけな音が鳴ってしまいます。でも熱くは処理できず。スピーカーはエンクロージャ化かアウターバッフルが基本。
  2. スポンジのカット。サービスホールに刺さっていた、スポンジ部分をカットしなければ元に戻せません。

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写真ぐらいの厚み&大きさになるように、ホットカッターなどでカットして下さい。買うと1000円くらい。
なければカッターでもがんばれます。

7.ホイールハウス内やルーフ

フロントホイールハウスの中にはスプレー状の制振材を吹き付けました。有名な商品にはノックスドールがあります。使ったのはサウンド何とかってやつで1本2000円。これを計4本。1箇所2本です。
クルマは大きな箱です。ここだけやっても効果は薄いです。でもまあ、ゴム状のアンダーコートよりは重さがある分マシです。ゴムと言えば以前、コーキング剤でスペアタイヤスペースを埋め尽くした時、それなりの効果があった。やはり物量か。いや、やり過ぎに対費用効果ありません。

スプレーはお手軽ですがブレーキホースはタオル巻いたり保護してからスプレーして下さい。ホース表面につくとボロボロに見えてしまい、交換を勧められます。ゴムブッシュにも極力掛からないように。

ルーフに関して今回はなし。以前、ルーフに制振材を貼ったことがあるんですが、分解が大変な上に制振材を圧着するのも大変。首が痛くなります。
それでいて効果のほどといえば、メリットもでデメリットもあり。メリットは高架モノレールから落ちてくる大粒の雨玉で体感出来るくらい。逆にデメリットとして、ブチルは比熱が高いから、暖まりにくいけど冷めにくい。つまり車内にはとんちんかんな保温性を発揮します。熱いし寒いし温度差で水分が集まったりもします。

フロントのフェンダー部分とかインナーライナー内側とかは今回はなし。やるとすれば鉄の部分はレジェトレックス、プラスティック部分は雨に強いエプトシーラーメインがイイです。レアルシルトはシンサレートはもっと重要な部分に回して下さい。

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